先日友人から、たばこ止めたいんだけど何かいいのがない?と相談受けました。
実は私、禁煙成功者なんです。
2009年(平成21年)、1万2000円の定額給付金が支給された年。
あの頃の私は、いわゆるヘビースモーカーでした。一日に1箱は当たり前、朝起きた瞬間にタバコを探し、食後の一服が何よりの楽しみでした。
しかし、どこかで「そろそろやめなきゃな」と思っていたんです。
健康のこともあるし、なによりタバコ代がバカにならないし。
当時、たばこ買うたばこの値上げの話もちらほら出ていたり、タスポが導入されたころです。
これは本気で禁煙を考えないといけない時期かもしれない……そんな気持ちが募っていました。
そんな時、1万2000円の定額給付金が支給されました。
最初は「何に使おうか?」と考えましたが、ふと「禁煙に挑戦するのもアリかもしれない」と思ったわけです。
思い立ったが吉日、すぐに禁煙外来を予約しました。
禁煙外来でのチャンピックスとの出会い
チャンピックス
禁煙外来の先生は、私の喫煙歴を聞くと「チャンピックスを試してみましょう」と提案してくれました。
チャンピックスは、ニコチンを含まない禁煙補助薬で、脳内のニコチン受容体に作用して禁煙をサポートしてくれるものでした。
「最初の1週間はタバコを吸いながら薬を飲み、それ以降は完全禁煙」と説明を受け、少し驚きました。
いきなりタバコをやめるわけではなく、徐々にタバコが嫌いになるニコチンから離れていく方法だったんです。
チャンピックスを飲み始めて
最初の数日は特に変化を感じませんでしたが、1週間ほど経つと、タバコを吸っても「美味しくない」と感じるようになったんです。
これは驚きでした。
あんなに好きだったタバコが、ただの煙に思えてくる。
2週間目から完全禁煙に入りましたが、最初はやっぱりつらかったです。
チャンピックスの副作用なのかちょっと鬱ぽくなったような気もしました。
人によっては少し吐き気を感じることもあったみたいです。
チャンピックスで禁煙成功その後
チャンピックスを飲み続けて何週間目か忘れましたが、ついに完全禁煙に成功したんです。
今も覚えていますが、外勤営業時代にデパートの屋上で一服。
キャスターマイルドを買って封をあけ、たばこに火をつけて、ふっーーーーー!
が、なんと、その時に「まずい!まずすぎる!」とタバコが嫌いになる味だったのです。
その1本をすぐ灰皿で消して、残ったタバコ1箱は、職場に帰って後輩にあげました。
で、それが最後の1本でマジで禁煙生活に突入!
あれだけ何度も禁煙に苦しんでいたので、ひょんなことがきっかけでやめることができました。
最初は「本当に大丈夫かな?」と不安もありましたが、気づけばタバコを吸わない生活が当たり前になったんです。
あれから15年近く経つけど、今もタバコは1本も吸っていないです。
おかげで健康も良好だし、何よりお金の節約になりました。
ヘビースモーカーだった頃に比べて、年間で数十万円は浮いている計算になりますよね。
その浮いたお金を積み立て投資信託に回した結果!
いい感じで増えています笑
あの1万2000円の定額給付金が、私の人生を大きく変えてくれました。
もしあの時、別のことに使っていたら、今もタバコを吸い続けていたかもしれないです。
禁煙を考えている人がいたら、ぜひ禁煙外来を試してみてほしいかも。
自分一人でやめるのは難しくても、専門のサポートがあれば意外とスムーズにいくものです。
ただ、友人はチャンピックスでも禁煙成功しませんでした。
個人差はあると思います。
ただ、私はあの時の自分に「よく決断したな!」と言ってやりたいです。