先日、知人と飲みに行ったときのこと。話の流れで「星新一が好き」という話題が出ました。私は思わず「懐かしい!」と声を上げてしまいました。
星新一といえば、日本を代表するSF作家であり、「ショートショート」の名手として有名です。私も若いころに彼の作品を貪るように読んだ記憶があります。ユーモアと皮肉が効いた短編の数々は、どれも印象的で、短いながらも深いテーマを考えさせられるものばかりでした。
ところが、その場にいた20代の若い人たちは星新一のことを知らなかったようで、「ショートショートって何?」という反応。確かに、最近の若い世代にはあまり馴染みがないのかもしれません。
そこで、代表作として『ボッコちゃん』や『ようこそ地球さん』などのタイトルを挙げながら、ショートショートの魅力を説明しました。「ショートショートとは、短くてオチがしっかりしている物語のこと。読んだ後にハッとさせられたり、クスッと笑えたりするものが多いんだよ」と伝えると、興味を持った様子で「今度読んでみます!」と言ってくれました。
星新一の作品は、今読んでもまったく色あせないどころか、むしろ現代だからこそ響くものが多いと感じます。シンプルな文体ながら、ブラックユーモアや風刺の効いた物語の数々は、短い時間で楽しめるのも魅力です。
帰宅後、本棚を探してみると、昔読んだ星新一の文庫本が何冊か残っていました。久しぶりに手に取ると、あの頃の読書体験がよみがえり、また読み返したくなりました。たまには昔好きだった作家の作品を再読するのもいいものですね。
